令和5年度3月活動報告（しいたけ活動・機能訓練説明）

●しいたけ活動報告

令和4年6月より栽培を開始、約8ヶ月が経過
目的 提供できるサービスの質の向上
できることを活かして自己実現、自己承認獲得に向けた活動
利用者様と社会との繋がりを持つことでの生活意欲の向上
手先を使った作業療法としての訓練効果の獲得
具体的な取り組み
しいたけの傘掃除やシール貼り、仕分け、軸切、袋詰めなどの軽作業を実施
午前の運動や入浴が終わったあとや食後の時間、行事の間など余暇時間に手伝ってもらう。
仕事ではないのでノルマなどはなく失敗しても構わないので和気あいあいと参加してもらう
効果測定
・実施前
コロナ禍により活動の制限があり活動意欲の低下や社会との繋がりがもてない状態だった
外食、ショッピングなどの外出行事などもできず、慰問の受け入れも中止していたいため
会話のネタが少なく以前に比べて静かな時間が多いように感じていた。

・実施後の変化
しいたけ活動を起点とした会話の総量が増えた。行動や感情が肯定的に変化した
利用者様がすすんで参加されるなど積極性があらわれ行動の変化が見られた
役割が増えたことによる運動量の増加がみられている
認知機能が低下している方とも一緒に作業を行うため笑顔が増えた
頼られることによる自己重要度の増加につながった
参加率
積極的なお手伝いは20％程度、声掛けによりほぼ全員が参加していただけている
バイタルや身体の不調などの体調などには配慮をして実地している。

問題点
作業をしなければならないと負担に感じている方がいた。
→ 個々の受け取り方を配慮して業務量を調整していく
安全性を求めすぎて椎茸活動に携わることが少なくなってきている
比較的元気な方だけが作業に参加する傾向になっている
→ 椎茸の日など全体的な活動も取り入れることで全員に楽しんでもらう
収益率 → 菌床の仕入代がまかなえる程度、光熱費や人件費は赤字の状態
利用者様への還元 ・取材
仕出し屋の弁当の日 ・高齢者住宅新聞　　・介護施設アワード4U
入浴剤
お寿司一品追加の日 ・WEBでの紹介
設備の導入 ニッポンの介護学
外出時の入場料などの負担 エキサイトニュース
スタッフへの還元 ストレートプレス
成果報酬型の支払い キャリアスマイル

●個別機能訓練説明

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 令和5年3月より開始

機能訓練目的 利用者の身体機能や日常生活動作の維持・向上を図る
利用者の身体的機能（筋力、柔軟性、バランスなど）を改善することや、
日常生活動作（入浴、更衣、歩行など）をより自立的に行えるようにすることが目的

取り組み内容
訓練プログラムの提供としてACEシステムを導入
・マシーントレーニングによる筋力向上訓練
・グループ分けによる動画を見ながらの訓練（職員による指導）
・セラピストによる10分程度のマンツーマンのサービスの提供
共通としての運動提供
・ローイング ・プーリー運動 ・ラジオ体操
・平行棒 ・下肢振動マシーン

ＡＣＥシステム動画配信によるグループ対応
料理動作訓練 外出動作訓練 入浴動作訓練
食事動作訓練 整容動作訓練 室内移動訓練
トイレ動作訓練 着脱訓練 清掃動作訓練
※テレビにてグループ分けされた映像を流し運動をおこなう

機能訓練指導員による個別対応 ※あいあーるケアセンターの独自取り組み
歩行の指導　安全に歩行できるように
関節可動域訓練　関節の可動域が狭くならないように訓練実施
筋力向上訓練　自動、他動抵抗運動による筋力向上訓練
痛みや筋肉のハリに対するマッサージ
認知症の方へのハンドマッサージ、肯定的対話療法

科学的介護連携推進（LIFE加算）への取り組み 令和5年3月より開始
数字を基としたビッグデーターから定量的に評価し、その結果のフィードバックを
得ることで適切な分析を行い、課題を設定することにより質の高いサービスの提供をおこなう

具体的な内容
利用者様の身体状況や活動状況のデータを国に提出し
フィードバックされた情報を基に特性に合わせた課題を設定し
より質の高い生活をおくれるように課題を設定し
その課題を解決できるように支援をしていく。